大きなお山が頂上からふもとまですべてすべり台になってるなんて、夢のようなお話です。こんなすべり台、大人の私もすべってみたい!と思ってしまいます。
男の子がすべってみると、途中途中でいろんな発見があります。キノコがはえていたり、蜂の巣もあったり。なぜかお人形までありました。
お月様が山の斜面で休んでいるのには驚きでした。男の子がなが〜いすべり台をすべり終えたときには、休んでいた月も空へのぼり、夜になっていました。とっても長いすべり台なんですね。
男の子の感情は言葉としては出てこなかったけれど、滑っているときの表情がちょっとずつ変化していて、気持ちが伝わってくるようでした。