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ロシアのアルタイ民族の日常生活を描いた作品です。 朝早く牛の乳しぼりに出かけたおばあちゃんが、羊の子が生まれたからと言って連れ帰ってくるのです。 少女ラルーシはその世話を任され、一緒に生活するのですね。 おままごとよろしく、遊びながらもちゃんと世話をするラルーシの姿が微笑ましいです。 そして大きくなったある日、羊の坊やは群れに返されます。 でも大丈夫。 羊の坊やもラルーシも、それぞれ、楽しく自分たちの生活に戻るのです。 このあたりは、お互いの関係が絶妙なのでしょうね。 牧畜生活のスケッチを見ているような読後感でした。
投稿日:2015/01/12
ロシアの絵本が好きなので、私が選んで2歳の息子に借りてきました。 対象年齢に4歳からと書かれていますが、絵に対して文章が少なめで、特におちもないストレートな話なので、2歳の息子でもじゅうぶんに内容を理解して聞いていました。息子は、特にひつじのぼうやが留守番をしている時に鏡を割ってしまうところが気に入っているようでした。最後の別れの切なさはまだわからないようでしたが。 我々とは生活形態が違う人たちが題材ですが、素直に読める作品だと思います。
投稿日:2010/08/15
羊の主人公の本が珍しかったので、借りてみました。 羊のぼうやとラルーシの関わり方が微笑ましく思いました。 動物の赤ちゃんというのは、つい抱っこしてしまいたくなるように愛らしいものなのだろうなと思います。 淡々とした感じはありましたが、羊が大人になっても牧場に行けばすぐに会えるのでしょうから、別れの辛さは特に感じなかったです。
投稿日:2009/08/13
ラルーシは、羊の子を世話する事になりました。一緒に遊んだり、朝は起こしてくれたりします。でもある朝、群れに帰さなくてはいけないのです。でも、女の子は泣くわけでもなく、楽しく遊んでいるのです。 昔から、そうして来た地域の話しなのでしょう。本当は、どう動物を扱うのが良いのか、長い間の風習で分かっているのでしょうね。
投稿日:2004/06/18
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