愉快なお話でした。
ダチョウのフィートくんは、走ることが大好き。
でも、今日はフィートくんの行く手を阻む風のため思うように前へ走れません。
「こんな日は、・・・したら!」とたくさんの友達に別な過ごし方を勧められるのですが、フィートくんは「走りたいんだ」のいってんばり。
こだわるフィートくんのキャラクターに笑わされます。
幼い頃の息子の中にもあった妙な“こだわり”を思い出しました。
大人からすればどちらでも、あるいはどんな順番でもということにこだわる子でした。
これが結構頑固で、私の説得も効かない。
まあ、彼の個性としあきらめ、いやいや尊重し、私にとっては意味不明な(笑)彼の“こだわり”につきあいました。
表情豊かな登場人物たちが愉快です。
中でも、フィートくんの一途な思いが、本当に体全体からにじみ出ています。
「風」を表現するって難しいと思うのですが、フィートくんをはじめ登場人物たちの様子で見事にこの強風が表されています。
さて、お話のラストに「な〜るほど〜〜〜♪」っていうお子さんの声が聞こえそうですよ。
さらに、絵本をパタリと閉じるともうひと笑いが起きるはず。