ゾロトウ作ということで借りてきた絵本でしたが、細やかな描写とやさしい色合い、それに、うさぎの後ろから覗いている小さなこのねずみ・・・どこかで見たことがある?と思ったら、ヘレン・クレイグの絵だったんですね! そう、「アンジェリーナはバレリーナ」シリーズのアンジェリーナです!!(娘は、「いとこのヘンリーみたい!」と言っていました。) ゾロトウとクレイグの作品なら、好きにならないわけがありません!(早速、原書の購入決定です。)
メインのストーリーももちろん楽しいのですが、娘は、最初から、ねずみのサイドストーリーに夢中。うさぎの後ろから、ちょこちょことついて来る様子が、とってもかわいいんです。そして、最後に「春」を見つけたうさぎとねずみ。子うさぎをだっこしているうさぎも、ちっちゃなねずみの、さらに小さな小さな赤ちゃんも、本当に例えようもないくらいかわいらしく、娘も、「この子、何て言ってるの?」「この子たち、何してるの?」と、1匹1匹のストーリーを知りたがっています。
四季の描写も美しく、春の花々にも喜びがあふれているようですね。