読み聞かせなどで、テーマをうまく組み合わせて紹介すれば、小学校の高学年くらいから使ってみたいです。
17世紀ごろのアメリカの南部の方では、アフリカから無理矢理連れてきた人たちを奴隷としてこき使い、人間ではない扱いをしていました。
この絵本は当時、奴隷として扱われていた黒人たちの「自由を求めた逃走」を描いています。
くらやみを走る人たちの白目の部分に何か技法(貼り絵にしてある気がします)を使っていて、彼らの目に目力を感じました。
内容的には小学校の高学年くらいからでも理解できると思います。
この絵本をきっかけに、当時の「奴隷制度」について、調べたり学びたくなったりするお子さんが一人でも生まれたらいいなぁと、思います。
邦訳はさくまゆみこさんなので、とても読みやすいです。