ある日郵便が配達されていないと苦情を受けた郵便局長のくまさん。
原因を調べてみると、なんと、たぬきの子どもがお手紙欲しさにポストに化けて、3日分もお手紙を溜め込んでいたんです!
そこで、くまの局長さんはがとった行動とは・・・。
お話全体に、暖かい気持ちが溢れています。
それが、絵全体に描きこまれた秋の風景にとてもぴったりなんです。
黄色いイチョウ、赤い紅葉、柔らかな日差しがたっぷり差し込んだ森。
こんな素敵な場所で暮らしている動物達は、みんな気持ちも優しいのでしょう。
局長さんがたぬきの子どもに教え諭した言葉もとてもよかったです。
「手紙が欲しかったら、自分から誰かに手紙を書くんだ」ということ。
これ、人間関係の基本ですよね。
欲しがるばっかりの受身では上手くいかない。
まずは自分で行動すること。
これは私が子どもに教えたいことでもあります。
さすが、郵便局長さん。いいこと言ってくれます♪
たぬきの子と郵便局長さんのお手紙のやりとりの場面、実際に文面が絵にも登場します。
お手紙に興味を持ち始めたお子さんにはとても楽しめるのではないでしょうか。