間瀬なおかたさんお得意の乗り物絵本です。
ノスタルジックな電車を舞台に、不思議な世界が展開します。
海辺の町と山奥の村を走るうみやまてつどうのエピソードです。
最終電車ということで、ミステリアスです。
なぜか、たくさんのお客さんが乗車するのですね。
目的地はぽんぽこやま(本鉾山)えき。
なぜか真ん丸の容姿のお客さんたち、切符がしばらくして葉っぱになってしまうなど、
王道のストーリーですが、ひねりが効いています。
改札口に降りてきたおじさんが着ている法被、よおく見ると、
あかさたな〜のロゴ?
いえいえ、ちゃんと、「た」抜き。(笑)
後半は、予想通り、ぽんぽこ祭りですが、駅員さんを巻き込んでのはじけっぷりが
ほほえましいです。
葉っぱの切符でだまされた?
いえいえ、ちゃんと活用方法があるなんて、平和ですねえ。
そうそう、女性の駅員さんも活躍していて、嬉しいです。
昔ながらの駅舎も、温かいです。