五年生になった息子が、最近学校で伝記を読むということがありまして、伝記のコーナーを見ていたら見つけた絵本です。
最近の流れとして伝記漫画と伝記絵本というのがありますね。どちらもとっつきやすいということでしょうか。
1700年代、緯度は測れても経度を測る時計はありませんでした。大工職人だったジョン・ハリソンはそれに果敢に挑戦します。
完成しても賞金がもらえるまで長い道のりがあるのですが、本人はもちろん家族も必ず時計ができることをあきらめなかったというところが、すごいなあと思いました。
いろんな伝記を読んでいると、あきらめない志、努力というのが何にもまして欠かせないことがわかります。
ジョン・ハリソンの言葉として「すでにできている道をたどるよりも、道なきところに道をつくるほうがはるかにむずかしい、とはよく知られているところであります」と最後にありました。
先駆者ゆえの苦労、喜び、絵本なので、お話自体は長いものではありません。
ジョン・ハリソンの功績、作られた時計は、博物館に収められているようです。
こうした世界を変えるような発明が、有名な学者でなく一般人から生まれたことに心躍るような気がしました。
大人が読んでもおもしろいです。