宮西達也さんのティラノサウルスシリーズも、もう11作目と知って驚きました。
今回は今までとは違う、怖がりで弱虫なティラノサウルスが主人公です。
みんなと仲良くなりたいのに、ずるくて怖い奴だと恐れられていて友達のできないティラノサウルス。
ある時プテラノドンの女の子、プノンと知り合います。
プノンはティラノサウルスを強くするために、毎日一緒に特訓に励みます。
そんなある日、プノンが突然いなくなって…?
ティラノサウルスに初めてできた友達。
彼にとってはプノンとの特訓も、ケンカも、仲直りもすべてが嬉しい初体験だったんでしょうね。
プノンとの毎日からティラノサウルスは、弱くても格好悪くても命がけで守りたい友達の大切さを知ります。
大人が読んでもほろっときてしまいそうな切ないお話ですが、子供達に友達の大切さを伝えてくれる絵本です。