絵本「ロッタちゃんとじてんしゃ」を少し前に読んだ娘は、この長い童話も一人で一気に読み上げ、その後に、まるで自分の友達のことを紹介するように、私に話してくれました。
ロッタちゃんのぬいぐるみのバムセのことも、おにいちゃんとおねえちゃんのヨナスとマリヤのことも、ご近所のベルイおばさんのことも・・・。
子どもって、お話を1回読んだだけで、本当に主人公のお友達になれてしまうんですね。
リンドグレーンの作品はどれも、子どもが子どもらしく描かれていて、子どもが読んでも、大人が読んでも、共鳴できる要素がたくさんあるように思います。
決して「いい子」ではないロッタちゃんが、本当にいとおしく思えます。