友達の輪にも入れずに、自分に自信も持てずにうじうじしているダメラが主人公の絵本です。なかなか友達の近くにいけずうしろで見ているだけのダメラを、さりげなく遊びに誘ってくれる友達のやさしさがすごくいいなと思いました。
そしてかけっこや、口から火をふいたりをみんなで競争してみると、なんとダメラがダントツの一番です。自分の思いもよらなかった実力にびっくりのダメラ。みんなにすごいねと言われ、戸惑いながらもうれしそうです。
今までは、自分はダメなんだと思い込み、ネガティブだったダメラですが、これをきっかけに自信を持って、みんなの輪の中に入っていけるようになるといいですね。負けて悔しい気持ちをぶつけてくるよりも、他人のいいところも素直に認めてくれるお友達がいて、よかったね、ダメラ。