虫や動物が大好きな男の子が、家に虫をつれて帰ったら「おうちに虫をいれちゃだめ!」と怒られてしまいます。それならばと、男の子は次々と、ネズミやしかやぞうまでも家につれてきますが、ことごとくママに「何度言ったら分かるの!」と怒られてしまいます。
男の子を叱るママのセリフが、いちいち自分とそっくりで笑ってしまいました。ついつい、虫や石ころやなんだかよくわからないものを家に持ち込もうとする子供たちに「そんなもの家に入れないで!」と怒鳴ってしまいます。
本の中のママのセリフを、いつものように感情を込めてちょっと大げさに読むと、一緒に読んでいた子供たちはとても喜びました。主人公の男の子と一緒になって、ママと闘っている気分なのかも?
「いつもガミガミ言い過ぎてるかな?」とちょっと反省させられるような、ほろっとするラストでした。
親子で読むときっと楽しい絵本だと思います。