赤い二階建てバスの運転手さんは毎日毎日同じ事の繰り返しに、もううんざりしていました。
ある日、不意に今まで見たことのない細い道が目に飛び込んできます。
「あの道はいったいどこにつづいているんだろう?」
運転手はバスのコースを外れ細い道に入っていきました。
好きな所へどこまでも行けるバスに、ドキドキワクワクしたい人たちがどんどん乗り込んできて、バスはどんどん高くなっていきます。
とても楽しい旅をしていたバスですが
バスが100階建てになった次の日、ボンネットから煙があがります。
バスは壊れてしまったのです。
これではもうどこにもいけません。
運転手ががっくりと肩を落としたその時…
素敵なことが起こります。
最後のページは大きく開いて楽しいです。