科学の絵本が最近のマイブームなので、薮内正幸さんの作品は良く読んでいます。
最初のページで、
「これは くもざるです。
しっぽで くだものを
もぎとっています。
べんりな しっぽですね」
とあって、尻尾の先が見えません。
前のページを見てもないので、腑に落ちなかったのですが、ふと読み終えて表紙をみると、尻尾の先が果物に巻きついています。
それを、オオハシが見ているというのが表紙だったのですが、色鮮やかなオオハシに気を取られて気付きませんでした。
本の構成は、右のページに動物の尻尾があって、「なんの しっぽでしょう?」という質問があり、めくると正体が判明するというもの。
クイズ形式というのは、やはり楽しいものなので、盛り上がることは間違いありません。
ただ、イルカとかトカゲとか登場するので、一寸統一感がないかなという感じがします。
しっぽということがテーマですから良いのですが、陸上の動物に限定して比較した方が、理解が進んだと思います。
専門家が監修しているだけあって、説明は非常に分かりやすいもの。
科学の絵本として年少くらいからを対象にオススメします。