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爆弾のすきな将軍」 パパの声

爆弾のすきな将軍 作:ウンベルト・エーコ
絵:エウジェニオ・カルミ
訳:海都 洋子
出版社:六耀社
税込価格:\1,650
発行日:2016年01月
ISBN:9784897378244
評価スコア 3.67
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  • シニカルな戦争批判

    シニカルな戦争批判の絵本です。
    思想家ウンベルト・エーコが辛辣に核爆弾の驚異と、核保有の狂気を揶揄しています。
    でも、まさか現実味を持つとは思いませんでした。

    ロシアが核兵器の使用を口にしたことで、緊張感が高まった今、この絵本の存在感が改めて大きいものになったと思います。


    原子爆弾を集めると戦争がしたくなるのでしょうか。
    自分たちの体を形成する原子が、核爆弾の中の起爆剤となると、世界を破滅させるのでしょうか。
    痛烈な戦争批判と受け取りました。
    話の中では、核爆弾から原子が逃げ出したから、戦争は起きませんでした。
    戦争を起こせず、支配者になれなかった将軍は、ただの人になりました。
    ある意味狂気に満ちたお話です。
    絵もとってもアナーキーな感じがしました。

    でも、戦争は起こってしまいました。
    ひょっとしたら、一発の核爆弾が世界の破滅の始まりかもしれません。
    将軍が核爆弾の発射ボタンを押さないことを祈るしかありません。

    この警告のような絵本を、若者は受け止めきれるでしょうか。

    投稿日:2016/04/18

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