1948年のスイスの作品。
日本では1965年に初版が発刊されています。
お話は、リゼッテおばあちゃんの誕生日に、家にいた動物達が誕生パーティをするというもの。
リゼッテおばあちゃんが、留守の間に誕生パーティを準備するのですが、そのワクワク感が存分に伝わってきます。
子供なら、この手の話は大好きなはずなので、とても受け入れ易いお話だと思います。
そして、そのパーティの演出も素晴らしく、みんなやってみたいと思うことでしょう。
見逃せないのが、そのパーティだけで終わらないこと。
最後のサプライズは、読み手に爽やかな読後感を与えること間違いありません。
クラッシックな絵なのですが、その動物達の生き生きした動きは、とても魅力的で、見るだけでも楽しめる絵本に仕上がっています。
何度見直しても、新しい発見があるので、かなり作り込んで描かれたものなのでしょう。
続編が「こねこのぴっち」なので、こちらも読んでみたいと思っています。
数多い誕生日ものの絵本の中で、オススメの一冊です。