我家で大人気の「14匹シリーズ」のいわむら かずおさんが、描いた「7つ子シリーズ」の一冊で1986年の作品です。
作者の山下 明生さんは、「島ひきおに」が有名ですよね。
絵は同じですが、やはりストーリーの展開が若干異なり、「7つ子シリーズ」の方がかなり人間の生活に近い趣です。
居間とか台所があって、おかあさんが台所で洗い物をし、居間ではおとうさんを子供達が囲んでいるシーンは、まさに人間生活そのもの。
お話は、いたちの親子がしていた釣りをしたくなって、おとうさんに頼みますが仕事でダメというところで、大きく転回します。
(人間社会そのものですね)
そこでおかあさんを連れ出そうとするのですが、氷の上だとすべるからと尻込みしてしまうのです。
そこで、おとうさんは機転の効いた対応をするのですが、世のおとうさんには見習って欲しい位。
自分も含めてですが、何とか出来るように考えることって大事なことで、一緒に子供と考えることこそ必要なことだと思います。
こんな家族関係を作りたいと思わせるような絵本です。
全4巻ですので、是非全巻読んでみたいと思います。