こどもに読んであげる、というより親が読んで、こどもを誘う、という本ですね。読者は親だと思いますから、子どもに読ませる本という期待はしないほうがいいです。
独身時代や、子どもが出来る前までは、行事とか儀礼とかはなるべくやらずに済ませられますよね。年賀状だって、僕はほとんどちゃんとやったことなかった。
でも、こどもができるとそうはいかない。お祝いは四方八方から押し寄せるし、お宮参りだのお食い初めだの、なんだかわからないうちにじいじとばあばのプレッシャーでやらされるし…幼稚園・保育園でもなにかと参加させられますよね。
でも、ひとつひとつの意味がわかると、イベントとして楽しめるようになります。なにより、子どもが楽しそう。
親子で過ごす時間って、意外とメリハリがなく、マンネリ化しがち。かといって毎週動物園やディズニーランドに行くわけにもいかない。でもこの本で紹介されている行事は、むこうから勝手にやってきて、かならず過ぎていってくれる。これ、けっこう便利だと思います(笑)