スウェーデンの民話を再話したもの。
読んでみると、確かに何処かで小さい頃読み聞かせして貰ったという記憶が蘇る方も多いはず。
親から子へと、読み伝えていくことはとても意義があり、「おはなしのたからばこ」シリーズは、評価されるべきことだと思います。
お話は、旅人がくぎだけでスープを作ると言って、その具財を巧みにおばあさんから貰うという単純なストーリー。
子供達には、その巧みさが受けることでしょうし、旅人の言葉を上手く話すと臨場感が伝わって読み聞かせには良い作品だと思います。
ただ、スズキコージさんの絵を、この作品にというのは、好き嫌いもあって評価の分かれるところでしょう。
雰囲気はピッタリなのですが、もう少し絵本として背景を見せたいという気持ちもあるので、全体的な評価は厳しくならざるを得ないと思います。