長田弘さんの選んだ7選の絵本とのことで、購入しました。
いつか子どもが小学生くらいになったら読ませてみたいと思います。
アイスクリームの大好きな子どもたちにとって、
この作品をまず手に取った時の1ページ目の絵は
どれほどか魅力的なものに映るでしょう。
アイスクリームだけでできた夢のような国は、
子どもたちをとりこにし、夢中で探検をします。
しかし、探検していくうちに・・・
いつのまにかアイスクリームは恐ろしいものになってしまいます。
一読して、大きなパフェを子どものころにあこがれていたことを思い出します。
いろんな味のアイスクリームが幾層にも重なって、きらびやかにフルーツの飾りがあって、
それらが大きな容器のなかに一つにまとまっている・・・
目の前に現れたら、きっと同じように大喜びで飛びつくと思います。
しかし、やはり食べ進んでいくうちに、おなか一杯になり、
次第にアイスクリームはドロドロ溶けて、それでも目の前に山ほど残っている。
もうアイスクリームは見たくない!という気持ちになるでしょう。
そんなアイスクリームの世界を、見事に表わしている絵本だと思います。