昔、祖母が作る水ようかんやところてんが楽しみで祖母の傍から離れない私を懐かしく思い出しました。海の中で天草を採り乾燥させて天草を煮てこの絵本通りでした。水ようかんは、竹の棒に流して、今は足助で販売していたのを食べたので、今年もお雛様を見ながら食べに行きたいと思っている私です。トコロウとテンジロウ兄弟にエモンおじさんの言葉が好印象に残っています。「同じ姿で逢うことはないじゃろう。しかし、みんな夫々に新しい姿となっていつかは必ず、海へ戻る。だから、心配はいらない。綺麗な海がある限り、わしらの仲間は、いつまでも海の中で増え続けることができるんじゃよ」とても、勇気づけられました。老いていくのもなんだか少し不安が取り除かれたように思いました。乾燥した天草を頂いたりするので、「トコロテンの作り方」をもう一度確認しながら作ってみたいと思いました。祖母との思い出が詰まった絵本に出会えてとても嬉しかったです。