行事の由来絵本として大切に手元に置きたい絵本だと思いました。両親を亡くした兄弟達が助け合って暮らしています。一郎次、二郎次はちょっと冷たく感じましたが、暮らしを支えるのに必死で働いているから、きっと三郎次に妹の世話を任せているのだと思いました。兄弟が必死で生きていると思うと切なくなってしまいます。三郎次の妹のおはなを思う気持ちは、母親に優らないと思いました。貧しくても、おはなに木の人形を作ってあげたり、傍に置いて面倒をみたい気持ちがとても伝わってきました。「ねんねんよう たんぽぽふとんで ねんねんよう いい子にゃ おきたら あずきまま くわしょ・・・・・・・」きっとなかなかあずきままも食べれないと思うと不憫で泣けてきます。昔は、そんな生活が当たり前だったのかと思うと食べ物を粗末には出来ないと思いました。三郎次のおはなを思う気持ちが通じて木ぎれのお人形身代わりになっておはなの命を守ってくてたと思うとやっぱり泣けてきました。他の行事の由来絵本も読みたくなりました!お雛祭りに孫に毎年読み聞かせたいと思う絵本です。