世界一の面積で、多民族国家。複雑な歴史をもつロシアを紹介する写真絵本。ロシアの概要と、代表的な料理の2本立て。モスクワ風ボルシチを実際に作ってみて、食べながらロシアを味わえる。
かった。
料理や食事だけではなく、歴史や人の暮らしなども合わせて紹介。なかなか濃い内容。大人もしっかり勉強になると思う。
ボルシチは、ビーツを使った赤いスープ。ビーツ以外はお馴染みの材料だ。難しそうに見えるが、意外と簡単。材料を炒めてから煮込む。一緒に蕎麦の実のおかゆを添える。蕎麦は麺ではなく、つぶつぶをゆでてバターを添えたもの。初めて見た。ごはんのように見える。きっと、日本の食事で表現するなら、けんちん汁とご飯の組み合わせのような感じなのだろうか?
ロシアの食文化は、意外な話が多くてびっくり。フォークとナイフは案外最近のものだったり、宗教の影響で、精進料理を食べるような期間が1年のうちに200日も!あったり、いろいろな習慣があるらしい。
今もそのように暮しているかどうかは不明だが、行ったことのない国の人々の食事の風景が垣間見られ、歴史や土地柄の影響なども想像できて楽しい。
なかなか行く機会のない場所なので、まずはロシア料理店にでも行ってみようか。