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ばあばは、だいじょうぶ」 その他の方の声

ばあばは、だいじょうぶ 作:楠 章子
絵:いしい つとむ
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2016年12月20日
ISBN:9784494005970
評価スコア 4.58
評価ランキング 5,605
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  • 「だいじょうぶ」は魔法の言葉

    途中のばあば(主人公のおばあちゃん)の
    メモのページを見た途端
    も〜っ、涙がどどど〜っで
    本が読めなくなりました

    作者の方は
    認知症の方の介護を実際経験している方ですね・・・

    うちの義母もこのメモと同じようなことを
    手帳や、広告紙の裏に
    たくさん書いていました
    言葉でも
    「ありがとう」を忘れない方でした

    コノ絵本、主人公ぼくの気持ちは
    とても素直です
    きれいごとではすませられないことがいっぱいですもの
    それ以上に
    本当のおばあちゃんではなくなっていくようで
    嫌な気持ちになるのだと思うのです
    おとうさんとおかあさんがやさしくって
    ホッとします

    隣のおじさんも、始めは怖いな・・・って
    思うけど
    変化してくれるところもいいです

    おばあちゃんの絵の表情の変化が
    また、本当に上手で感心してしまいます

    わかっているのに
    またページをめくると
    涙が止まりません

    「だいじょうぶ」という言葉の
    ありがたさ
    お互いの心に通うには
    おばあちゃんとぼく、家族との
    大事な関係性の下地があったんですよね

    一緒に生活しているからこそ
    大変なこともありますが
    介護は
    人生の締めくくりを見せられ
    人のあり方を
    勉強させてくださるのだと
    私は思います

    いろいろ認知症や介護についての
    学習の場も広がっています
    この絵本は、とても素敵なメッセージを
    含んでいると思います

    「子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの」

    お薦めです

    投稿日:2017/03/26

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    1
  • 私のケアマネジャーをさせて頂いています。それだけにこの本はひじょうに関心がありました。これはとても優しい気持ちにさせてくれるお話です。この本は介護をテーマにしています。私が介護の世界に入ったのは介護ほど面白いものはないと思ったからでした。けれども実際に現場で働いてみると、介護はほんとに大変だということを痛感しました。そのような体験をしただけにこの本を読むと、ひじょうに胸が熱くなりました。

    投稿日:2022/06/24

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    0
  • この本は 認知症のお母さんの介護をしている作者の実話です

    小さい頃、泣き虫のぼくにばあばは「だいじょうぶだよ」と安心させてくれました
    本当に優しかったおばあちゃんが   認知症になり 今までできていたことができなくなるのです
    おばあちゃんの苦悩が伝わり 胸が痛みます。
     
    認知症が進み おばあちゃんのすることに イライラするぼくの気持ち

    引き出しに おばあちゃんが書いたメモ書き その一つ1つが おばあさんの気持ちが描かれています  
    「さなえさん めいわくばかりで すみません」 「ごめんね」と書かれた、たくさんのメモ    おばあちゃんは、忘れてはいけないから 自分なりに努力して メモにかいていたのです
    なんだか 切なく 涙します

    ある日おばあちゃんがいなくなるのです・・・・・

    おばあちゃんは 裸足で出でいき 足が冷たくなっていました    
    ぼくは 思わず 「ごめんね」とおばあちゃんに 靴下をはかせてあげるのです    
    認知症を抱える家族の苦悩はたくさんあるでしょう  そして 認知症になった人の気持ち   優しく対応してあげるには 家族だけでなく専門機関のお世話になるのも必要かと感じます

    もし 家族に認知症の人がいたら 一人で抱え込まずに誰かに相談できるのが大事だと思います
    この絵本はいろんな事を学ばせてくれました
    作者の後書きは すごいなあと思いました

    投稿日:2017/05/31

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