今はなかなかできないけれど、旅行というものは心が躍りますよね。
普段住んでいる地域や国とはまったく違う文化が見られるのは、旅行の醍醐味の一つ。
この絵本では、遠くの氷の国でペンギンたちのおもてなしを受けることができます。
館内の様子も、出されるご馳走も、ディナーショーも、私たちの”当たり前”とはどこか違っていて……。
廊下を走っちゃ駄目? この国ではペンギンさんたち、氷の廊下を大滑走してるよ!
いつもは「早く寝なさい」って怒られちゃうけど、今日だけは夜更かししてオーロラが見たいな!
そういえば、泊まっている他のお客さんたちも、ここではない、私たちとは違ったところから来ていて、旅の開放感や非日常感を楽しんでいるんだよね。
どこから来たお客さんでも、どんな大きなお客さんでも、海の中から出られないお客さんでも、ペンギンたちは持ち前の深い懐で歓待してくれるはず。
ライオンのカバンに貼ってあるステッカーを見るに、まだまだこの世界には、いろんな動物たちのおもてなしの形があるみたい。
みんな次はどこへ行くのかな。私は次どこへ行こうかな。