宮沢賢治の31歳頃の作品の「セロひきのゴーシュ」
表表紙のゴーシュの絵が優しそうで 読んでみました。 お話は有名なので 読んでいましたが、この本は茂田井氏の挿絵が効果的でお話がよく分かりました。
楽団の様子やゴーシュの住んでいる水車小屋の雰囲気も穏やかでいいな〜
お話の中に登場するねこが転げ回る絵は笑えます
かっこうが 歌う声は 読み手の気持ちが入りますね。それにしても
ゴーシュとかっこうのやりとりは 躍動感があり賢治の作品のおもしろさや 悲しさ 努力がつたわります
毎晩のようにゴーシュはチェロをよく練習してるな〜と思いました(努力のかいがあるといいな〜)
田舎なので、夜中までチェロの音が響いていても平気、 そこに現れる動物たちが癒されたり病気が治るという音楽聞いてみたいな〜と思いました
ねずみの親子の場面でゴーシュは本当に優しい人だと思いました
ゴーシュのアンコールの演奏をする後ろ姿がいいですね! 観客の顔も・・・・・
ゴーシュはかっこうのことが気がかりで 空を見ながら思い出すという終わり方も 賢治の作品のすごさだな〜
読みやすい童話になっているので たくさんの人に読んでほしい作品です