とてもとても長い絵本です。
そして面白くて素敵なしかけとなっています。
こねずみチッチがおばあちゃんのうちにおつかいにでかけます。
橋を渡って森を抜けて、野原で花を摘んで、もぐらのおうちの中を通っておばあちゃんのうちへ。
これらが、一枚絵になっています。
長く長くのびる絵本なのです。
最初は一枚一枚をめくって読んでいき、途中で折り返し地点になって反対をまためくって読んでいくと到着します。
最後ははじっこをもってびろーんとひっぱってみると、道が続いた一つの絵になっています。
その長さはなんと3mもあります。
部屋の中で広げた時の壮観さはたまりません。
難点は、折り返し地点でページがずれてしまうこと。
絵本をおいて読む分にはいいのですが、大人数の読み聞かせのように絵本を相手に広げて持ってみると、ちょっとずれてしまうのです。うまくもてばなんとかなりますが。
内容は春の絵本なのですが、そのしかけが面白くて一年中楽しめる絵本です。