すばらしい絵と感動のストーリーに読み終えたときに、心が躍動していることがわかりました
どんぐりが迷子になるってどんなおはなしだろう・・・?
コウくんのお気に入りのどんぐりには「ケーキ」という名がついてます
かけっこしたり、かたつむりのせたり、一緒に泳いだり・・・
自分も幼い時、気に入ったものに名前を付けて、大切にした記憶があります
それは、ふうせんだったり、ビニール製のおもちゃだったり・・・・
だからコウくんがケーキを見付けられずに、泣き出す気持ちは痛いほどわかります
そして最も感動のシーン、コウくんが大きな木に成長したケーキを見上げて「ケーキ?」
コウくんはずっと、忘れずに覚えていたのです
本当に木が笑っていました
今、どれだけの人が幼いころの大切な思い出を覚えていることが出来るでしょうか?たとえ一時的に忘れてしまったとしても、こうした絵本と出会うことによって、思い出が蘇ってくる事がすばらしいことだと、この絵本は教えてくれました
子供だけでなくぜひ大人に読んでいただきたい一冊です