まず、
小さな従弟にと、絵本を探していた私が
この絵本を読んで思った素直な感想は、少し怖い!
小さな子に読んであげたら、
初めは「なにをのみこんだんだろう?」
とだけ思うのだろうと思いながらも…
なんでも丸呑みする怖さに気付いた時、
やっぱり怖がってしまうのではないかと思いました。
でも。
私は敢えてこの絵本を読んであげたいと思いました。
どうしてかというと、
このお話の中の“へびさん”は、
どうして飲み込んじゃうのだろう?
これを考えてもらいたいからです。
お口がなくて話せないから?
話しても分かってくれないと思っているから?
それとも、さびしかった?
どうして「ちょうだい」って言えなかったのかな?
どうして「しずかにしてね」って言えなかったのかな?
少し難しいかもしれないけれど、
ちゃんと自分で考えて、答を出してほしい。
まだ小さな子だったら、
なにを飲み込んだか解くだけでも楽しく、
もう少し大きくなったら、
大切なことに気付いてほしい。
怖いけれど気付いたら見方が変わる、
そんな、大切なことを教えてくれる絵本だと思います^^
ありがとうございました。