本書にストーリーは描かれていません。そこにあるのは、読み手が心で感じ取る架空のストーリーです。広い草原にすっくと立つ1本のはるにれの木。四季折々に姿を変えていく木の様子と周りの風景を、写真家の姉崎一馬さんが絵本の上で見事に再現しました。
お子さんにお読みになられる方は、ご一緒にストーリーを考えていくこともでき、想像力がどんどん膨らんでくることと思います。「見て感じ取ること」が何よりも大切とされるこの絵本は、じっくりと1ページ1ページをめくるたびに、言葉を超えた「何か」が伝わってくることでしょう。
*当サイトでも『はるにれ』をご紹介しています。よかったらご覧になってみてください。(iloveehon)