「サーカスへようこそ」 ふつうだと思う みんなの声

いつも、すまいるママさんのステッチ絵本は、
可愛くて素敵だな〜と思ってみています。
いつまでも、眺めていたいくらい。

動物の表情がいきいきしているし、
細かい刺繍、ビーズもあちこちに使用されていて、
見ていて楽しくなってきます。
とくに、ピエールの涙が、キラキラビーズになっていて、
思わず「すてき！」と叫んでいました。
細かいところまで、気を使って描かれていて、
目を楽しませてくれます。


さて、今回のおはなしは、
さるのピエールが、サーカスにあこがれ、
入団テストを受けるおはなし。
サーカスが終わると、ピエールは勇気をだして言いました。
「ぼくを・・・サーカスにいれてください。」
こうして、入団テストを受けることに。
ところが、いざテストをしてみると、
何をやっても失敗ばかり・・・
ほかの動物達に笑われる始末。

失敗ばかりのピエールが、笑われるのは可哀想に思いました。
結果は、ピエロとして、テストは合格するけれど・・・

みんなに、笑われて終わり？

もうあと1コマ、あとのフォローが少しほしかったと思いました。
でも、ピエールのがんばる姿は、とても素敵だと思います。


娘は、ひとり読みして終わりました（＞＜；）

この絵本の魅力は、なんといっても挿絵でしょうね。
カラフルでかわいい〜！！！全てがフェルトやビーズ、刺繍で出来ているんですよ！
思わず、お気に入りの１ページを額に入れて、子供部屋に飾りたいくらい。

皆に失敗を笑われてガッカリした主人公ピエールが、最後には自分の居場所（サーカスの人気者、ピエロとして）を見つけてメデタシメデタシ、というお話です。この本のメッセージは、「人に笑われたっていいじゃないか、ありのままの自分が一番なんだよ」ということでしょうか。

ただ、人の失敗を笑うことに関して何も触れられていないので、子供に読み聞かせる時にはその辺の部分もちゃんと話してあげたいなと思いました。

この絵本何が素敵かと言うと絵！！！
フェルトで作られたかわいい絵！！！
表紙の絵も、フェルトなんです。
一つ一つ、どれだけ時間がかかったんだろう〜。とまじまじと眺めてしまいました。

サーカスの入団テスト！
ピエールはどれもこれも失敗ばかり。
動物たちや団長さんまでにも笑われてしまいます。

うーん・・・私、人の失敗やおかしい所をその人の前で堂々と笑っちゃうのって許せなく嫌い・・・。
でも、この絵本では、これほど笑わせたピエールにはピエロがピッタリ！とべた褒めなんですよね！
それをプラスにとって、めでたしめでたし〜♪
なんですが、私にはどうもスッキリしない終わり方でした。

狙って笑いを取ったならスッキリするんだけど・・・
本人は笑いを取りたくてしたんじゃなく単に失敗しただけ。
この結果を評価されて嬉しいものなんだろうか・・・と深く考え込んでしまいました。

賛否両論ありそうな内容ですね！