こどものとも531号です。
絵が丁寧で、出てくる虫たちの描写がきちんとしているのに、あまりリアルすぎでもなくて、いい感じになっています。
お話はとてもほのぼのとしたものなのですが、我が家では今ひとつ乗り切れませんでした。音楽会の楽しさがあまり伝わってこないような気がするのです。なぜなのかはわかりませんが。
作者の言葉を読むと、てるてるぼうずと一緒に明日の天気をドキドキして待つということがだんだん少なくなってきたということを嘆きつつ、この本にてるてるぼうずへの思いを込めているようです。
我が家では、てるてるぼうずは今でも健在です。
遠足の前日には男の子達が可愛いてるてるぼうずを、何故か冷蔵庫につるしていました。また、何年か前には、プールが嫌いだった娘が「さかさぼうず」にして、雨乞いしていました。
正しいやり方ではなかったからか、どちらの願いも叶いませんでしたけれどね。