「ゆびさきちゃんのだいぼうけん」 なかなかよいと思う みんなの声

ママにお風呂にはいりなさい！と言われて・・・・・
いやだ！　家出したゆびさきちゃん

ところが・・・　自由にいろんなことして　あそんでね
いろんな動物たちと出会ってね
楽しい世界が　
おやおや　コンサートにいくの
それも　くじらさんの　おなかの中で　みんなでコンサートの歌声

こうのとりさんにお家まで連れて帰ってもらうんですが・・・・・

これ？　家出したら　こんな楽しい世界があるんだって？

この本だれに読んであげたらいいの
ママは　困るんじゃないですか？？

パッと見たイメージは違うものの、絵本のつくりは「１００かいだてのいえ」シリーズのいわいさんの味を感じました。
「100だての…」は縦にスクロールするように物語が進んでいきますが、この作品は右へ右へと進んでいきます。
めくりは「右から左へ」なので、読み手には読みやすい目の運びになっています。
ただ、一ページにたくさんのシーンが描かれているので、読み聞かせにはちょっと向かないと思います。
お父さんお母さんがご自分のお子さんに読んであげるほうがよさそうです。

「ゆびさきちゃん」の行く先はタイトル通り“冒険”で、かなりアドベンチャーな場所も移動します。
いろいろな動物たちと出会ったり遊んだりしている「ゆぎさきちゃん」と一緒に楽しい冒険をしてほしいなと、思います。

家出をしたはずなのに、夕方ちゃんと家に帰ってくるあたりが子どもらしくてかわいかったです。

「トットットット」、「シュシュポポ」、「タッ」など
擬音語、擬態語が多く
それだけ声に出して指差して追うだけでも
１歳でも十分楽しめます！
いろんな動物、家族、身近なアイテムも盛りだくさん登場して
ポップな絵や、ぎゅっとイラストが詰まった感じがあって
子どもにとっては、
（ゆびさきちゃんだけでなく）なんでも指差して
「うしさん！」「しゅしゅぽぽ！」「ママ！」など名前を
確認したくなるのでしょうか。

子供がPVを気に入って、本屋でも見かけると歌いながら遊ぶので購入しました。
私は、ゆびさきちゃんが多すぎて、ちょっとげんなりするのですが、子供はとても気に入って指でたどっています。
やっぱりお気に入りは、ＰＶのシーンです。
ＰＶを見ながら、慌てて本をめくりながら「一緒！」と歌いながら楽しんでいます。
ＰＶがなかったら興味を持たなかったかも？と思うと、動画やうたの力ってすごいなと思います。

「１００かいだてのいえ」シリーズが大好きなのでこちらも興味を持って読んでみました。
１００かいだてのいえ同様に絵が細かくて楽しいです。読むのにわりと時間がかかるかな。
ママとけんかして家出したゆびさきちゃんですが…。タイトル通りにゆびさきちゃん、だいぼうけんですね！
本当にゆびでなぞりたくなる絵本でした。

ゆびちゃんは、お風呂が嫌で、出かけてしまうのですが、公園のトンネルを抜けてそこからどんどん色々なところに行きます。
長い長い冒険で色々な動物さんと出会います。
冒険の最後はくじらさんのところでコンサートに参加してから、
ペリカンさんに送ってもらってやっとお家に到着。
とても長い冒険だったけれど、お風呂に間に合うくらいの短い時間だったようですね。

大人気の100かいだてシリーズの作者、いわいとしおさんの絵本です。
細かい部分もとても細かく描かれていて、ページを開くのが楽しみになります。
思わず指でなぞって遊んでしまう絵本。
遊べる絵本なので、読み聞かせよりも一人一人でじっくり楽しむ方がオススメです。