子供達が小さな頃、お祭りで買ったヒヨコを4年ほど飼っていました。
キリリとした顔立ちの、立派な白色レグホンのオスに育ったピヨコは我が物顔で庭を闊歩していました。
自分より弱いとみるや、ススススっと近寄り、力強い足蹴りで攻撃してきます。
息子の背中にはくっきりとピヨコの足型が・・・・・・。
それでも、庭から出ることは決してなく、人の与える物は疑うことなく食べ、砂浴びをする姿は愛らしく、大好きでした。
この絵本のにわとりはピヨコそのものです。
ピヨコを食べることはできませんでしたが、私たちは毎日、にわとりと卵をおいしく頂いています。
あたりまえすぎて、にわとりが牛や豚のように生きていたことさえ忘れてしまってはいないでしょうか。
から揚げも、焼き鳥も、親子丼も、元気で立派なにわとりをいただいて私たちはパワーをもらっているんだよ。
と、言わなくとも、このパワフルな絵本を歳の初めのお話会で読みたいと思っています。