コンセプトは面白いです。
「一人称」の桃太郎なので、常に自分以外のものが見えている世界で描かれてしました。
すごい徹底ぶりです。
桃太郎、鬼が怖かったのかぁ。
一人称のため、桃太郎の気持ちがダイレクトに伝わってくるので、こんなもも太郎はいやだ。とか、こういう人間味のある桃太郎って、いいよね〜とか、読み手にとって感じ方が大きく違うと思います。
でも、そこが狙い目立ったのかも……。
最後のページには作者から
「キミが桃太郎なら、どんな桃太郎?」と、あれこれ想像できるように促していました。
この、想像してみることが一番ポイントなのではないでしょうか。