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宮沢賢治の絵本 なめとこ山の熊なかなかよいと思う みんなの声

宮沢賢治の絵本 なめとこ山の熊 作:宮沢 賢治
絵:あべ 弘士
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2007年10月
ISBN:9784895881159
評価スコア 4.38
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みんなの声 総数 12
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  • 大きくなってまた読み聞かせたい

    絵を見てなのか?4歳の子供がこれを読んでほしいと持ってきました。難しいし、悲しい本だけど大丈夫かな?と思いながら読むことに。少し長い本でしたが真剣に聞いていました。
    最後の猟師をクマが囲んでるシーンが悲しかったと。難しい内容はわからないにしても、とても純粋な感想だと思いました。もう少し大きくなってから読んだらどう思うのかな?と、心の成長が楽しみです。

    投稿日:2019/01/17

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  • 熊と小十郎の語り合い

    熊撃ちで生活している孤独な猟師小十郎と撃たれる熊の、不思議な心の通い合いが、あべ弘士さんの絵でみごとにまとめられていると思います。
    猟で得た熊の毛皮や熊の胆を安く買いたたかれ、家族を失った小十郎にとって、熊は心通わせる存在です。
    撃ち殺すこととの矛盾でありながら、熊にしても小十郎に心許しているところが、とても神聖に感じます。
    死んだ小十郎を熊たちが取り囲む最後のシーンは崇高です。

    投稿日:2017/11/30

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  • 色合いが美しい絵本です

    あべ弘士さんのこの絵本、オッ!?と思ったのは
    絵が非常にカラフル。

    なめとこ山の熊って、クライマックスのシーンが1月なので
    全体的に冬の雪山を中心に描いている絵本が多いんですね。
    でも、冬に至るまでには当然春も夏も秋もあるわけで。
    冬以外の明るくてキレイな季節がちゃんと描きこまれていることで
    ここが冬になるとこんなふうなのね…と
    イメージがふくらむのです。

    そしてもうひとつオッ!いいね〜と感じたのは
    小十郎がちゃんとおじ(い)ちゃんなのですw
    ヘンですか?でも意外と少ないんですよ?

    小十郎は孫を育てるために猟をしていまして
    孫たちの面倒をみているのは小十郎の母、つまり曾祖母なんですが
    この曾祖母の年齢が九十といいますから
    息子である小十郎の歳だってかなりトシのはず、ですよね。

    でも
    あんまりじいさまだと弱そうに見えるのか
    それとも他に理由があるのか?
    小十郎を壮年のように描く
    もしくは年齢不詳になるようぼかして描く方、多いんですね。

    なので
    あべさんの小十郎を見たとき
    おお、リアルだなと。

    夜のシーンの深い青
    雪山のシーンの空が照り映える白
    など
    とにかく色がきれいで冴え冴えとしているので
    文章がツメツメのページもけっこうあるんですが
    それに負けない存在感があります。

    山の自然の美しさをグッとアピールする絵を
    じっくりと味わえる作品です。
    どうぞお楽しみください。

    投稿日:2014/07/02

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  • 迫力の絵

    あべ弘士さんの描く熊は、迫力がありました。
    野性の熊というのは、命がけで生きているのですから。
    もちろん、命をかけているのは猟師もおなじでしょう。
    宮沢賢治さんが生きていた時代の暮らしぶりが、見られたような気がします。

    投稿日:2014/06/22

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  • 絵がばっちりです

    クマといえば、あべさんの絵ですね。私は勝手にそう思って読み進めました。熊打ちの名人小十郎は、生きていくために熊を殺し続けている。しかしそれらが高く売れることは無く、貧しい暮らしを続けています。しかし、やめることはできません。熊も小十郎も、互いに生きていくためにしていることなのです。命とはなんなのか。皆が幸せに生きるというのは現実にはできないことです。誰かが生きるために、なにかが死ぬ。死ぬことで生きる。そういう命の重みとの向き合い方が描かれています。 熊に殺された小十郎の死骸を囲んだときの熊たちの姿が、印象的でした。

    投稿日:2014/06/19

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  • 大自然と搾取という現実

    熊を撃ってその皮と胆を売って生きている小十郎という男の話です。

    他に現金収入にすべき仕事もなく、熊に申し訳ないと感じながら、詫びながら、熊を撃つ毎日がしみじみと描かれています。いっぽうで、その熊の皮と胆を売りに町へ行くと、荒物屋に不当に安く買いたたかれる様子が腹立たしげに描かれます。

    何か他の方法(他の商人に売るなど)を見つければ良いのにという「僕」の意見には読者も同調してしまいます。ところが小十郎は、安く買いたたかれても、その後で荒物屋にご馳走になることですっかり機嫌良くなっているようです。そのあたりが、彼の無知ゆえの愚かさへの哀れみを誘い、読者はますます腹立たしくなってきます。

    最後には熊を撃ち損ねてかえってやられて死んでしまいます。今度は熊が彼に同情するかのような場面が描かれ、大自然の雄大さが感じられますが、同時に、すでに彼が息子と嫁を赤痢で亡くしていること、九十歳になる母親と七人の子供を養わなければならない立場であることを知っている読者は、この後、彼の家族がそれまで以上に貧しく苦しい生活をしなければならないことを想像し、やりきれない気持ちになるのでした。

    読後に重たい感触が残る絵本でした。

    投稿日:2010/10/30

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