谷川俊太郎さんのお作だということで、購入しました。
はい、第一の感想です。
「ひ、ひねりがない!!!」
そうです、このお話は、車に乗って、おばあちゃんのお家に行く、というお話なのですが、
確かに途中で交通事故にあった人を、病院まで連れて行ったり、車の中で寝泊りする、それなりにハプニングがある話のはずなのですが、
だいたいページに一行か、多くても二行ぐらいの文章で、それも、あっさり情景が描かれているだけなので、
非常に肩透かし、というかんじがするのです。
一瞬買って失敗したか、とすら、親の私は思いました。
ところが、その日、5冊ぐらいをまとめて読み聞かせしていたのですが、
この絵本が一番面白かった、と息子はいいました。
え、あーんな感動作や、
こーんな、笑える絵本やなんか、あったはずなんですが?
ふーむ、やはり、乗り物が出てきて、ああだこうだする絵本は、息子にとって絵本に入り込みやすく、文句なく面白い物なのかもしれません。
うちの年中息子ですらこうなのですから、
乗り物漬けだった、2,3才のころなら、もっともっと受けたかもしれませんね。
絵自体が、少し重みのある、いかにも絵本という感じの絵なので、
車の図鑑などの読み聞かせ(?)はもういやだ〜と嘆かれるお母様に、おすすめです。