「フレーベル館だいすきしぜん（しょくぶつ） やさいのはな」 なかなかよいと思う みんなの声

いや〜、自分が無知だということが

よく分かりました。

野菜の育つときに最初に花が咲く、

そういうことは知っていましたが、

そんなにたくさんの種類だとは

思いませんでした。

れんこんとはすの絵が

一番しっくりきました。

なすやにんじんなど、普段食卓でおなじみの野菜の花が
たくさん紹介されています。

大人の私でも始めてみる花がたくさんありびっくり！

保育園や家の庭でプチ家庭菜園を楽しんでいる４歳の息子も
知っている野菜の花に興味津々。

野菜に興味が持てるようになると、
毎日の食事も楽しくなりますね。

色々な野菜の花についての絵本ですが、花だけでなく、葉や実、種なども一緒に描いてあり、ちょっとした植物図鑑を眺めているようでした。
絵もとても写実的に描いてあるので、分かりやすく、本物を見ているようでもあります。
うちでは野菜を作っていますが、やっぱり生っている野菜はよく観察しますが、花って意外と見ているようで見ていません。
「あ〜こんなだった」と思うものから、「こんな花が咲くんだ！」と初めて知るものもありました。
都会ではスーパーで並んだ野菜しか目にすることは出来ないかもしれませんが、どんな風に野菜は出来るのか、学ぶのに良い絵本だと思います。

日頃食べている野菜。
その野菜を植物の視点から解説してあります。
身近な野菜が題材だけに、野菜がこんな風にしてできるんだ、とか、
こんな花が咲くんだ、という会話が弾みそうです。
植物画家であり、学術イラストレーターでもある方の構成・絵ですので、
とてもリアルに再現されており、見所が分かりやすく描かれているので、
ありがたいです。
細部をチェックした後は全体像も巻末にありますから、野菜丸ごとばっちり観察できます。
私は都会っ子で、田んぼも畑も遠い存在で育ったのですが、
今住むところはほどほどに田舎で、子ども達が通った小学校の通学路で
田んぼも畑も観察でき、私もずいぶん自然観察させてもらいました。
それだけに、あ、この花知っている！と、ちょっと感激したりもしました。
読み終えたあとは、機会を見つけて、やはり本物を観察してほしいですね。