しんしん しんしんと雪が降り続きます。子どもにとっては、この しんしんという表現がとても、新鮮に感じられるのではないでしょうか?普段、使わない こういう言葉に触れることができる・・、まさに本の良いところだなと思います。
そして、雪が積もったら、雪だるまを作りたくなるのが 子どもというもの。
くろくまくんも、大きな雪だるまを作ります。ところが、次の日、またその次の日も、小さな雪だるまが増えていきます。いったい誰が??真相を知るべく、ずっと窓の外を見ているくろくまくんの後ろ姿が可愛いです。すると、意外な展開が。そして、春が近づいて雪だるまがとけていくと、またまた意外な出来事が・・・。小さな雪だるまの頭の上にあったもの、これが伏線だったのでしょうね。
たっくさんの雪だるまや、たーくさんの緑の芽が見事で、カワイイ♪たかいよしかずさんて、何を描いても 可愛いなぁーと思った絵本でした。