あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)
ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?
世界の国からいただきます!(徳間書店)
世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
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6件見つかりました
終戦記念日も近い今、ちょっと大人に近づいた子どもたちにどうぞ。 幼い子には、ほんとうの物語だけに、辛すぎるかも。でも、いつか戦争のこと、いのちのことを考えて欲しいと思うとき、良い材料になると思います。 作者は、ある少女エリカと出会う。自分の親も、誕生日も知らない。しかし、両親に、心から愛された証として今、生きている。彼女は、ユダヤ人。そして、捕虜収容所に送られる列車の窓から、おくるみにくるまれて、外に投げ出された赤ん坊なのだ。赤ん坊を投げ捨てると言う究極の選択。それしか、自分の子どもを守る術がなかった。その赤ん坊は生き延びた。これぞ‘奇跡の命’なのである。 絵の確かさ、美しさ、抑え目の色彩。すべてがこの物語をしっかりと支えていると思います。
投稿日:2008/08/14
ドイツの収容所に関するお話は、これまでにもいろいろありました。 600万人もの犠牲が出ているのですから、それだけ多くのエピソードがあって当然です。 その多くは死んでいく内容が含まれており、子供に読むには重く辛い内容です。 この作品では、直接的には死ぬ内容はありません。 主人公の「エリカ」は、大いなる両親の愛情に包まれ、驚くべき方法で九死に一生を得たからです。 「エリカ」が生き永らえられたことは、本当に奇跡で、生きてくれていて良かったと思わずにはいられません。 けれど、「生きていたから良かった」とは言えない歴史の深さが、作品全体から感じられます。 これからを生きていく私達、そして子供達は、戦争体験のお話を本や映像でしか知り得なくなる時が来るでしょう。 その時に、こうした作品は、とても重要な意味を持つ、そう思います。
投稿日:2019/08/17
エリカというユダヤ人のお話。戦争の時代の話なので、ちょっと悲惨ですが、命を救うためにエリカのお母さんは赤ちゃん時代のエリカを列車から外に投げ飛ばします。無事生き延びたからよかったけど、ちょっと何かにぶつかったらここで死んでます。戦争って本当に悲惨だな、と思う一冊。 3歳の子供には早かったので反応はいまいちでした。
投稿日:2011/06/05
「もし自分だったら子供を投げ捨てただろうか、、、。仮に生き残ったとしても、幸せになるとは限らない、つらい目にあうくらいならいっそ、、、」私はこんなふうに考えてしまうかもしれません。万が一の希望に望みをかけたお母様と、それ以上に自らの危険もかえりみずエリカを育ててくれた人の勇気に心がうたれます。最後のカラーページ、「貨物列車」をながめる後ろ姿からは、過去を受け止め今をしっかり生きているという気持が伝わってきます。 「国」が戦争をしていても、一般市民には国境などないのだ、と感じました。 「戦争はいけないことだ」と子供に漠然とおしえるより、このような絵本を読ませるほうが、子供が戦争を考えるきっかけになると思います。母親の立場で読むのもつらいです
投稿日:2007/09/01
6年生の娘の教室で『オットー 戦火をくぐったテディベア』を読んだ次の日、娘がこの本を絵本の紹介本で見つけ、図書館で予約してきました。 どちらもナチス・ドイツの出てくる話です。 この絵本は、全体的にモノ・トーンで描かれているのですが、ユダヤ人の星のバッジの黄色と、赤ん坊のエリカがくるまれた毛布の桃色だけが色付きで描かれています。 また、人々の顔は描かれず、後ろ姿や、下半身だけが描かれています。 それが、静かな中に何か重いものをこちらに投げかけてくるような気がします。 娘は、真剣に読んでいました。 一読では、「結構あっさりしてる」という感想でしたが、3日間くらい頭から離れないという状態でした。 確かに、前半、エリカ一家が電車に乗せられて、両親がエリカを窓から投げるまでは、とても細かく描かれているのに、エリカが親切な人に拾われてからのことは、あっさりと描かれています。 ユダヤ人であるというだけで、強制的に死に向かう列車に乗せられてしまうこと。死に向かう中で、1パーセントでも生への希望があるならば、我が子だけは、その可能性にかけようとする凄まじい親の愛情。 この絵本が訴えたかったのは、きっとそこなのでしょう。 割と静かに語りながら、訴えてくるものの多い絵本です。
投稿日:2007/01/30
テーマは重いし、字は多いし・・・ 低学年の子どもにはあかちゃんを助けるために列車の窓からなげるなんて理解できないだろうけど、 高学年のこどもになら、事実こんなことがあって、命が守られたということを母親の思いを受け止めることが出きると思う。 そして、戦争はこんなことさえ起こるのだということを是非伝えていかなくてはいけないと思う。
投稿日:2006/02/26
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