2015年度の課題図書の1冊でした。
面白かったです。
それぞれの「色」の特徴を生かした内容で、読み手の好きな色などに気持ちを寄せて読むことができそうです。
黄色とだいだい色とのけんかの原因「どちらがおひさま色か?」というところですが、日本人なら太陽は赤で描く子が多いだろうなぁと、思いながら読みました。
おうど色の悲しみもよく伝わってきましたし、桃色の言い分も楽しかったです。確かに男の子はあまり桃色は使いませんよね。
この本の作りにはかなりこだわりを感じました。
原作の時からそうなのだと思いますが、1つ1つのクレヨンの字体が全然違うんですよ〜。
しかも、書かれている手紙の紙質も違うことに気付いたお子さんはいるでしょうか?
12色分の言い分が書かれているのでページ数はありますが、まったく長くも重く感じませんでした。
低学年の読み聞かせに使ってみたいなぁと、思いました。