タイトルの『蛙となれよ冷し瓜』は一茶の「人来たら蛙となれよ冷し瓜」という句からとっている。
その英語訳が「Cool melons – turn to frogs! If people should come near.」である。
この絵本にはこの英語にも訳があって「やい、冷し瓜やい もしだれか来たら 蛙に化けろよ」となっている。
訳は児童文学に造詣の深い、脇明子さん。
日本の俳句と海外のそれはやはり印象がかなり違う。
言語が違うからそれは仕方がないが、俳句の洗練さはやはり見事というしかない。