いつも寝てばかりのクークーという犬がいました。
クークーは、とっても眠たがり屋さんで、お手伝いをしていてもうとうとうとうと、勉強していてもうとうとうとうと、ご飯を食べてもうとうとうとうと、遊びに行ってもうとうとうとうと。
起きていると、楽しいことがいっぱいあるのに……。
そんなある日、遊び場からの帰り道に、クークーは木に激しくぶつかりました。
あまりの痛さに、すっかり目が覚めました。
そして、何をしても眠れなくなってしまいました。
大変だ!!
この絵本では、ほとんどのページにパパやママが登場します。
そして彼らは、いつもクークーを見ています。
彼らは、クークーのことが好きで好きでたまらないのです。
大切な我が子だと思っているのです。
眠ってばかりでも起きてばかりでもどんな状態でも、たっぷりの愛情を注がれているクークーは、幸せな子どもです。
全ての年代の方にお勧めです。