もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
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10件見つかりました
泣ける絵本として紹介されていました。 泣くことはありませんでしたが、 深く感動させられました。 昔話のように描かれているので、 言葉も味わいがあり、 絵もかわいいというよりは昔っぽいのですが 5歳児は言葉が難しかったようで 「よくわかんない」と言いながら寝落ちしましたが、 7歳児は静かに聞き入っていました。 目が見えなくて、いたこのおばあさんが きつねと助け合いながら、 いきいきとしてくる様子がほほえましく、 ちょっとした笑いもあり、 それが余計に最後の場面で切なく感じられました。
投稿日:2020/07/30
腹話術か二人羽織か、ばあさまとおこんは素晴らしいコンビ。最期におこんはばあさまの身代わりになって死んでしまいましたが、ばあさまがおこんを、おこんがばあさまをお互いに慕いあっている気持ちは夫婦間においても見習わなければいけない部分が多いなと思いました。
投稿日:2014/12/05
手にとって、どんなお話なのかと想像をかき立てられる絵です。 画面いっぱいの力強い絵が迫力ありますね。 おばあさんとおこんの会話の温かみに安心感を覚えました。 昔話独特のおさまりの良さにも読み終えて満足させられました。 また息子と昔話を楽しんでいきたいと思います。
投稿日:2011/09/17
お互いに思いやりがあっておこんの死が切なくなって泣けてきます。おこんは、ばばさまの身代わりになって自分でよかったと思い、ばばさまはおこんに助かってもらいたい為に必死で浄瑠璃の神通力で何とかおこんを生き返らせようと、脂汗を流して、「にゃむ にゃむ」を繰り返すところは感激しました。おこんは、自分の為に浄瑠璃を聞かせてくれたことを大変喜んで感謝して亡くなっていったのがせめての慰めに思いました。おこんが無くなる場面には涙が止まりませんでした。あんなにへたくそなばばさまの浄瑠璃も、おこんを思う深い悲しみと優しいぬくもりがこもっていて美しかったと親しまれるようになっておこんもきっとばばさまの浄瑠璃に満足していると思いました。
投稿日:2011/05/27
占いをしたり、まじないで病を治したり、イタコは盲目のおばあさん。 年老いて占いもままならず、やることにかげりが出てきて、自分自身も失敗で寝込んでしまったおばあさん。 床に伏せっているところに食べ物をあさりに来たきつねと奇妙な同居を始めます。 きつねの奇妙なじょうるりは病を治すじょうるり。 お互いに助け合い、おばあさんは仕事に出ます。 成功の果ての哀しみ。 きつねのおこんがおばあさんの身代わりとなって悪人の棍棒をうけるところ、おばあさんが必死できつねにじょうるりを聞かせるところ、笑顔で息絶えるところ、感動的です。 それからおばあさん他のきつねたちにじょうるりをきかせてくらすところは、映画のエンディングシーンのようで哀愁たっぷり。 切ないお話が、井上洋介さんの情感たっぷりの絵でとても効果的に語られています。 少しどろどろした感じのする絵ですが、何度も見直しているうちにとても納得。 この絵だから良いのだと理解しました。 井上洋介さんは、どちらかというとナンセンス絵本の作家のように思われていますが、画家として描く絵は情念の世界にどっぷりと引き込んでくれます。
投稿日:2010/12/04
聞いたことのないお話なので、図書室にリクエスト おこんが、口伝えのところでは 歯のないばばさまの言い方がおかしくって 笑ってしまいます 大丈夫かな・・・と心配していて まさかの展開・・・ (T_T)・・・ 「くまのこウーフ」の井上さんの絵がまたすごい! もう少し前の私だったら この絵は、あまり・・・と拒否したかもしれませんが 昔話とイタコのばばさまの感情イメージに圧倒され この絵でなければ・・・と思いました じっくり味わってほしいです 本物の浄瑠璃も気になりますなぁ・・・(^^ゞ
投稿日:2010/08/26
先日のお話会で おこんじょうるりを 素話で聴きました。感動して涙しました。 図書館で見つけて 読んでみました。 イタコのばばさまは 占いをして暮らしているが、年をとり しかも目が見えない、 身よりもなく淋しく寝込んでしまった、そこへ狐がやってきて ばばさまの家の、おかゆの残りを食べている、 元気ならば、ばばさまは、追い出したところだが、ばばさまはねこんでまた、年もとったので 一緒に暮らすのです。 井上洋介さんの絵は、このお話にピッタリですね! 一枚一枚の絵には、落款が押してあり、アートそのものです。 お話も、 長いですが、読み出すとす〜とお話の世界に入ってしまうのは不思議ですね。 浄瑠璃で、聴けばさらに情景が目に見えてきて涙があふれるように思います。 ばばさまの身代わりになって 死んでいった おこんぎつねを抱きしめて、あふれんばかりの なみだを流すばばさま もらい泣きしました。 ばばさまは、おこんにおしえてもらった 浄瑠璃を歌って直そうとするのですが・・・・・ おこんは ばばさまの 腕の中で冷たくなっていくのです。 悲しいお悲しですが、ばばさまときつねのおこんは、幸せに暮らしていたのです。 出会いと 別れ この二つが隣り合わせなのも 悲しいけれども 現実なのが、悲しいです・・・・・ 大人向けのお話だと思いますが 高学年の子供にも伝えたいお話ですね! 一人で読むのも いいと思います 私は 浄瑠璃で、是非聴きたいお話です!
投稿日:2010/07/27
以前、友人に誘われて、「おこんじょうるり」の劇を見に行きました。 とても面白くて、笑いあり涙ありのステキな話でした。 たまたま絵本を見つけたので読んでみたら、前に見た劇とまるで同じで、やはり最後のキツネが死んでしまうのには、かわいそうで、ばあさまの悲しい気持ちが伝わってきて、泣けました。 難しい話ではないのですが、小学校中学年以上向きでしょうか。 井上洋介さんの絵が話と合っていて、その時代の雰囲気を出しています。 家でじっくり読みたい絵本です。
投稿日:2010/06/01
イタコのばばさまは最初あまり善人に思えませんでした。 でも、失敗をして寝込んで落ち込んでいる時に食べ物を盗みに来たキツネにありったけをあげてしまう事から、優しい人だと思いました。 ばばさまと、ばばさまに感謝してじょうるりを聞かせたキツネがいっしょに暮らし、お互いを思いやる姿に心を打たれました。 きつねのこういう悲しいお話しって他にもありますよね。『ごんぎつね』のごん、『きつねのおきゃくさま』のきつね同様、助かって欲しかったです。 この絵はこの絵でとても感じが出ているのですが、今の子達は決して自分では手に取らない本だと思います。絵を見せながらの読みきかせにも不向きな気がします。もう少し今風の絵で描かれていたらと思い、残念です。
投稿日:2009/10/17
イタコのばばさま、身体の調子を悪くして寝込んでしまっている。すっかり落ち込んでいるところへきつねがばばさまのうちへ迷い込む。きつねの唄うへんな浄瑠璃を聞きおわるころには、ばばさまはすっかり元気になっていた。きつねにおこんと名前をつけおこんの浄瑠璃を病人にきかせ治してやり、そのほうびで暮らすことにした。ある時、胸騒ぎがするのにいつものように病人を治しに出かけて帰り道、悪い事がおきてしまう。 おこんはばばさまの身代わりとなってしまうのだが、その場面はお互いがそれぞれを思いやり相手のためならという気持ちが読み取れる。 イタコや浄瑠璃など分かりにくい言葉も出てくる。前半はとても愉快に一人と一匹のやり取りが進みます。でも後半は誰かの為に自分を犠牲にしても・・というおもいやりを感じます。少し長めの話ですが小学校中学年位から自分でも読めると思います。読み聞かせする時には声に変化をつけて読むと小さい子でも興味をもって聞いてくれると思います。 この絵本のきつねはいい役回りでしたね。
投稿日:2007/04/27
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