表紙だけでもパパがいかに大きいか伝わってきました。本が普通のものよりも縦長なのです。そこからも作者の意気込みが伝わってきました。どの場面からも主人公がいかにお父さんのことを愛し、尊敬しているかが伝わってきました。私が一番好きなシーンはパパが息子を抱きしめているところです。パパは目を閉じて本当にいとおしそうに目を閉じて大きな腕の中で息子をふわっと雲の中にいるかのように優しく抱きしめているのです。しかもいとも簡単そうに。抱きしめられている男の子の表情がまたいいのです。”さすが僕のパパでしょう!”とこっちを見ているのです。男の子もパパに負けないくらい愛しているんだと伝わってきました。男の子のこんなパパで幸せという気持ちと、パパのこんな息子を持てて幸せという気持ちが伝わってくる絵本でした。何よりも大切なんだという事も伝わってきました。子供を持つ幸せを感じられる絵本だと思いました。