「やとのいえ」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

素敵な絵本で、小学生の自主学習なんかにもぴったりにも思いました。
四季ある日本の季節感なども感じられるのも、気持ちがほっこり癒されました。
長年げつでの家の移り変わりや昔ながらのよさも感じられ、子供だけでなく大人にもおすすめの絵本にも思いました。

谷戸という地形に建てられた家が主人公。１５０年の間に、住人や生活が変わっただけではなく、地形も社会も変わったことを、定点観察で緻密に解説しています。
緻密な絵でだけではなく、後ろに詳細説明を加えて、このまま学習絵本として扱える作品です。
家の来歴だけではなく、古代の遺跡発掘まで描かれていて、大切にされていた場所であることも解りました。
大きく描かれている十六羅漢さんの表情に遊び心たっぷりで、間違い探しをしながら楽しみました。

作者の方、初めての絵本なんですって
絵がとてもて丁寧に描かれていて
とてもきれいです

明治元年頃から現代までの様子
「ちいさいおうち」の日本版みたいだなぁ〜と思いました

でも、ここは、いわゆる地方の場所ではなく
東京の今やニュータウンと呼ばれているところとは
たった150年でこんなに変わるんだねぇ・・・・
たった、150年って、思えるようになってきちゃった
自然の風景だけでなく
人々の営みも伺えます

十六羅漢さんのなんとも愛らしい表情
時間、人、その時代の風・・・そして、変化を
いつも穏やかに
見守ってくれているんだなぁ・・・と
しみじみ思ってしまいました

手元に置いて
何度も、何度も見返したくなる作品です

谷戸という丘陵地の150年の、移り変わりが描かれています。村の様子、人々のくらし、こまかくていねいに描かれた絵は、すみずみまで見ごたえがあります。定点観測で描かれているので、ここがこんなふうに変わったのかと、よくわかりますね。１６らかんさんだけは、ずっと変わらずに、どんな時代でもほほえんで、なにかおしゃべりをしているようです。いつも人々のこころのよりどころだったんですね。