3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。おいしいケーキがくまおばさんからやってきて、それを3人で「上手」に分けましたが、一切れ余ってしまいます。それをめぐってケンカをしたら、飛んでいってしまい、ねずみさん一家の家に飛び込みます。おいしいケーキが飛び込んできたとまたまた3人で「上手」に分けましたが、一切れ余り、それをめぐってケンカ。その一切れがまたまた飛んでいってしまい・・・。
大人の感覚だと、「上手」に分けることと「公平」に分けることは同じように感じますが、この本では必ずしもそうではないようです。体の大きさに合わせて、大きさが変わっていくことにみんな腹をたてる様子はありません。最後にみんなで食べるにもかかわらずにですよ・・・。まあ、3歳児で分数のお勉強をさせるつもりはないので、これでいいのか!と切り替えると、これはこれでおもしろい話ですよ。しかけもあって、体の大きさに見合ったケーキの一切れで納得して・・・。いつから「すこしでも大きいのがほしい」と欲張る年齢になるのだろうか・・・とちょっと考えちゃいました。息子は、ケーキがおいしそうなので、ばくばく食べっこして喜んでいましたね。