「セイロウさん」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

独特の表紙とタイトルにひかれて、よんでみました。まさか、あの「せいろ」が頭にのってるだなんて！　いきなり、びっくりです。♪むします　むします……のうたも、耳に残るシュールなおもしろさ。でも、その後の展開は、なんとも、やさしいお話でした。せいろで蒸したように、ほっこりとしたあたたかい絵本でした。

なんでも蒸しておいしくしてしまうセイロウさんは、どこに行っても大活躍。
けれど、あひるのがあこさんが持ってきた卵を蒸すのは、躊躇しました。
なぜなら、卵の中には命が入っているから。

卵をセイロで孵すのには驚きましたが、子どもたちの協力で無事に孵すことができましたね。
セイロって、そんなこともできるのですね。

暖かくも優しい絵本でした。

表紙のちょっと怪しげな人物が気になり、手に取りました。
頭の上にセイロの乗ったセイロウさん。♪むします むします むしますよ♪と口ずさみながら、いろんなものを蒸してくれます。
まわりのみんなは、セイロウさんに魚や蒸しパンを蒸してもらっているのですが、あるとき、アヒルのガアコさんから、たまごを温めて欲しいとお願いされ……。
イラストの感じからギャグっぽいお話なのかと思ったら、意外にもほっこりしたお話でした。面白かったです。