独特の画風がお気に入りのグレイニエツさんの作品。
めんどりとねことうさぎとうまが、自分が一番速いと言い争いをしているのです。
そこで競走しようということになったのですが、そこへかたつむりもエントリー。
さあ、結果はいかに?
ここからの展開は「うさぎとかめ」のように、それぞれが油断して道草しているうちに
足の遅いかたつむりに抜かされていく、という王道ストーリー。
ところが、ここからがこの作品のオリジナリティ。
なんと競走の仕切り直しがされますが、それでも結果は同じ!?
そのオチがお見事でもあり、何か癒されます。
独特の画風が味わいがあり、しかもカラフルで遠目がきいて嬉しいです。
展開に沿った独特のアングルが臨場感たっぷりです。
かたつむりの殻の色がそれはそれはきれいで、印象的です。
それも、ラストで納得です。