小学校の読み聞かせで、3,4年生に読みました。
あの阪神大震災でたくさんの人が亡くなりましたが、この絵本は、震災で亡くなった方々にささげる絵本です・・・と、前置きしてあります。
普通の日常が、どんなに良かったか・・・。
でも、読み始めると、日曜日、ごろごろしてるお父ちゃんと子供達。
はなくそほじるおとうちゃん。
はなくそをぴんと、飛ばしようおとうちゃん。
タバコふかして、子供達に
「おとうちゃんなんか、おらへんほうがよかったわ。
にちようびやのに どっこもつれてってくれへんし」
なんて言われるおとうちゃん。
こんなお父ちゃん、いるいる・・・。
ふざけていて、かなり笑えるお父ちゃんと子供達のやりとり。
そして
テレビの女の人の歌声に感動して泣くおとうちゃん。
どこかの国の女の人と子供の歌声に乗って、神戸の町を見下ろす僕たち。天使の歌声は、震災で亡くなった人達への賛歌だろうか・・・。
単純に読み聞かせしていて、子供達も大笑いしてくれた作品です。
それでいて、実は結構深い作品です。